皆さんお久しぶりでございます。
またもや前のポストから時間がかかってしまいました。このブログももう少し頻繁にアップしたいのですが、怠慢と中々時間がとれないという自分の言い訳で、筆が進まずにいました。自分に鞭入れて頑張ります!
さて3月の終わりにシアトルのEmerald city comic conに行ってきました。スタートはファンが集まって開催していたコミック中心のコンベンションでしたが、堅実な成長を続け、いまやサンディエゴ、NYに続く全米第3の規模になったコミック・コンベンションです。著名な作家、アーティストだけでなくTVの有名人や声優にも会えるというコミックギークの好きな物を多方面でカバーしているのはSDCCとNYCCと変わらないのですが、大きく違うのは主役はあくまでコミック、という面でファンもそれを楽しみにしてきている事でした。ECCCはイイ!という噂は多くのマニアから聞いていたのですが、噂に違わぬ、本物のコミックコンベンションでした。
ECCCの詳細なレポートはもう書ききれない位、面白い体験がいっぱいあったので今回は省略します。でも個人的に自慢したいので、これだけは我儘ながら書かせて下さい。個人的なハイライトでもあるのですが、Deadpoolというキャラクターを知り、シリーズを読んだ時のアーティストであるEd McGuiness先生に、15年の月日を越えてECCCでようやく出会うことができました。思えばあのイシューを地元の紀伊国屋の洋書コーナーで手に取った頃の私は、まだ中学生でした。もうおっさんになってしまいましたが、コミック小僧だった過去の思い出が鮮明に蘇ってきて、あれから本当に色々あったなあと楽しい15年だったな、と感慨深くなりました。余談なのですが、最終日の打ち上げにMcGuniess先生とエージェントのMGAご一向とステーキを食べに行きました。コミックの話やマンガの話・・・ジョー・マドレイラ先生と一緒にNYの紀伊国屋へゲーメストをわざわざ買いにいく程に格ゲーやコンセプトアートにいれこんでいた、とか貴重な話を聞かせてもらいました。それにDeadpoolを創造した作家さんの話も聞けて、最高に楽しかったです。
前置きが長くなってしまいましたが、お知らせがあります 。
去年、海外マンガフェスタで来日し、1週間の滞在期間中、大はしゃぎだったアメコミアーティスト、
ライアン・ベンジャミン 先生と
ショーン・ギャロウェイ 先生。彼等とエメラルドで合流し、コンベンションの時間外にシアトルの街を探索しながらブルース・リーの墓参りに行き、3人で観光をエンジョイする機会にも恵まれました。私がショーン・ギャロウェイのアート・レップを任されるようになったという報告は前にこのブログでも書いたのですが、ECCCの開催期間中、これからの展望をライアンを含めた3人で少し話してみました。
実はライアンとショーンは共同でTable Taffyという名前のアーティスト・グループを創立して、オリジナルの作品であるgamshoes for hire(去年のフェスタでも販売していたグリヒル先生作画の創作コミック)やPancratia(ライアン・ベンジャミン制作総指揮の創作プロジェクト)を自費出版という形で制作、各地のコンベンションで販売しています。去年のマンガフェスタでも少数ながら持参して販売したので、それらの本を見かけて購入して下さった方も少なくないかと思います。
今までアメリカ中心にコンベンションをやってきたライアンとショーンですが、去年の来日をきっかけに、今後はTable Taffyとしての活動を海外にも広げて行く意識ができてきました。これは私が彼等に前々から話を持ちかけていた事でもあるのですが、アジア諸国だけでもコミックコンベンションはいくつか存在しますし、ヨーロッパにもBDやアメコミのコンベンションがあり、これらを標的に活動範囲を広げていけば面白そうではないか、という案を少しづつ動かして行く事になりました。
画像:去年、日本でも敢行したライブペイントでライアンが1時間少々で描きあげたバットマン。チャリティーオークションへ寄贈。
Table Taffyとしての活動は、普段彼らがやっているDCを始めとするエンタメ業界の仕事が優先なので、あくまでサイド、という位置づけですが、何かを創造するという熱いパッションを持つ二人が自作のコミックで海外に出向いていくのは、傍から見ていて本当にワクワクさせてくれます。
画像:スケッチブックをお買い上げのファンの方にDr.Doomのスケッチを描くショーン。
そこで、突然ですが、ここ日本でもTable Taffy Japanを開設する事になりました。 Table Taffy Japanでは若干名、参加してみたい!という気のあるアーティストの方々を募集しております。
日本支部としての詳細な活動に関しては、不透明で見切り発車の面も多々あるのですが、「少しだけ本格的にやるサークル」という感じの気持ちでやっていく事になると思います。
プロスタジオとしてプロジェクトをやるのではなく、各々で作品を制作して発表する、というのが基本スタンスです。 【活動内容】
・創作コミックの制作、アメリカ・諸海外のコンベンションのArtist Alleyでの販売
・コミッション絵画の制作、販売
・世界各地のチャリティーオークションへの作品制作、出品
・世界各地のアーティスト・グループやスタジオとのゲスト寄稿を交えた交流
等、上記以外でも各個人のアイデアに基づいて随時、臨機応変に活動していきたく思います。
【参加資格】
・イラストレーター、デザイナーとして第一線で活躍したいという情熱のある方
・アーティストとして柔軟な発想と行動力を持ち、団体行動が苦にならない方
誠に僭越ながら、上記の条件を満たしている方を対象として募集させて頂きます。
【応募先】
以下のアドレスにご一報くださいませ。
yoshimichicomicarttrade@gmail.com
後に詳細を連絡いたします。
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