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11月15日海外マンガフェスタ Whilce Portacio ウィルス・ポータシオ来日します!

どうもご無沙汰しておりますyokkunです!
またもや随分久しぶりのブログの更新になってしまいました。

先日、旧友のアメコミ先輩方から「最近更新してないぞ」ときついお叱りを受けましたのでようやく書く事にしました。

さて、今年も海外マンガフェスタの日程が発表され、11月15日が今年の決戦の日となりました。
すでにNobbonさんのブログ「アメコミ放浪記」で発表してもらったのですが今年はTableTaffyのドンが来日予定です!

Sean Galloway そして Ryan Benjamin の二人が二年ぶりに日本の舞台に帰ってきます!

2013年の海外マンガフェスタで圧倒的存在感とスケッチを次々にファンに描きあげる姿で長年のアメコミファンから感動の嵐を引き起こしました。世界中に散らばるアメコミアーティストでも特に実力派で知られ、同業者のプロアーティストにもファンが多い二人です。去年のシアトルのエメラルドシティーコミコンではイタリアの某アーティストからライアン・ベンジャミンのスケッチブックをわざわざイタリアから購入するほどファンだ、と聞いたときには仰天しました。

今年もまず間違いなく日本で素晴らしいものを見せてくれるのは間違いないですが、今年はライアンの新弟子、Noel Rodriguezも日本に初参上します。ライアンの新プロジェクト、ブラザーズボンドでアーティストに抜擢された新人です。彼の日本での初のショーケースもどうなるのかすごく楽しみにしています。

なお、ライアン、ショーンともにコミッションを受け付けていますのでこの機会にぜひとも検討してみてはいかがでしょうか?
有料となりますが現役プロアーティストに絵を描いてもらえるまたと無い機会です!
(現在はNoel Rodriguezのコミッションの受付は中止しています

そして今年もインドネシアから現役コミックプロを呼びます!
去年来てくれたGarrie GastonnyとSami Basriと同じStellar Lab所属の若手Rahmat Handoko先生、そしてMarvelにてWolverinesを担当して今、波に乗っている感のあるArio Anindito先生の二人が今年はやってきます。
彼らも来日に合わせてコミッションを受け付けています。詳細はNobbonさんのブログ、「アメコミ放浪記」をご覧下さい

そして、アメリカからもう一人、大物アーティストが参戦決定しました。

イメージ・コミック創設者としても有名なウィルス・ポータシオ氏です。
whilce_portacio.jpg


実は2年ほど前から海外マンガフェスタの話はライアンやPeter Nguyen(第1回、第2回のフェスタで来日)を通してウィルスが話を聞いており、「日本のアートに多大な影響を受けたので、いつかコンベンションのようなイベントがあるのなら行ってみたい。」という思いを本人から聞いていました。去年はスケジュールが合わなかったのですが、今年は都合が付いた模様でウィルス本人からメールを四月に貰った時は嬉しさのあまり舞い上がってしまいまいた。

私は初めてアメコミに触れたのが小プロの日本語版エックスメンからだったのですがあの頃にアートを担当していたアーティストを日本に呼ぶという事が未だに信じられません。10代の自分の心を熱く感動させたあのアートを描いた作家が日本に来る!ファン冥利に尽きるとはまさにこのこと。

Living Legendウィルス・ポータシオもコミッションを受け付けています。詳細は小生のメールyoshimichicomiccarttrade@gmail.comまでお願い致します。

ウィルス・ポータシオ来日は小生のツイッターでお知らせしたのですが、少し気になることがありました。90年代からの古参ファンは大いに盛り上がるのに対し、ここ数年でアメコミに入ってきた方々とは随分温度差があるようでした。思えば、ウィルスの代表作であるUncanny X-menも未邦訳(Jim Leeが描いたX-men誌と同時期連載でした)であるしImageからでたWetworksも残念ながら邦訳には至りませんでした。そのこともあって、生きるレジェンドコミックアーティストでありながら、新しいファンには今ひとつウィルスの偉大さが伝わっていないかもしれない、と思いました。

ということで、今回は個人的なウィルス・ポータシオの傑作作品を振り返ってみようかと思います。

ウィルスのキャリア最初期はインカーとしてMarvelで数々のタイトルとインクしていました。
1986年Uncanny-X-men 201号、204号にてインカーを努めました。
201号はRick Leonardiと組み、サイクロップスとストームがリーダーの座を掛けてデンジャールームで戦う屈指の名エピソードを担当しました。(余談ですが、傷心のサイクはその後マデリーンと慰安の旅に出かけ、それが結果的にX-Factor結成へとつながります。)
Whilce uxm 201
この号の最初のページなのですが、マデリーンとの間に生まれたネイサンの誕生にメンバーが勢ぞろいで喜びの表情で見つめているにも関わらず、サイクは赤子を直視出来ないでいます。様々な思惑が彼の脳裏で浮かび、複雑な心境なのでしょうが、やはり男としてカスです。
uncanny-x-men-201-first-page.jpg

204号はJune Brigman(Poerpackで有名なレジェンドクラスのアーティスト)と組んだ名エピソードです。ナイトクローラーがマーダーワールドで活躍する冒険活劇でナイトクローラーファンの間では名エピソードとして知られています。
Whilce xmn 204

1988年にはいよいよThe Punisher 8号でペンシラーとして抜擢されます。10冊担当しました。インカーは後にジム・リーの専属となるスコット・ウィリアムス。この当時はまだニール・アダムス、フランク・ミラー、マーク・シルベストリのような、その時人気のあったアーティストの影響が色濃く出ている画風でしたが、すでにウィルスの画力は他のアーティストと比べて突出しており、大きな注目を浴びます。

また、この頃からカタカナで「ウィルス」としてサインするようになりました(現在は止めています)
Whilce Punisher 9

最高峰のスキルを持つインカーであるスコット・ウィリアムスと組むことにより、鉛筆による詳細な描き込みを原稿に残すことに成功しました。この頃から写実的な筋肉の描写を大体的にフィーチャーし、こういうスタイルはジム・リーやロブ・ライフェルドの成功によって90年代に入ってからファンの間で爆発的に人気が出ます。
Whilce PUnisher 10

90年代に入ってからは遂に長年の盟友となるジム・リーとHomageスタジオを結成(後のワイルドストームスタジオ)、快進撃が始まります。

ジム・リーとともにアートに取り組んだUncanny X-men267号ではGambitと子供の姿に強制的に退行させられたストームがヴィランと戦うエピソードを担当。大きな反響を呼びます。こちらは小プロエックスメン日本語版5巻に掲載されています。私が初めてみたウィルスのアートがまさしくこれ。
Whilce xmn 267

日本語版第5巻。好きな話は実は後半のレディーマンダリンの話なんですが、めちゃくちゃガンビットがかっこいい話はジム・リーとウィルスの共作でした。
Whilce 日本語

この見開きのカッコよさは尋常ではないですね!このページはウィルスのクセがよく出ているので彼が描いたのが明白にわかります。
Whilce 日本語2

そしてエックスメン第8巻(表紙はジム・リー)
Whilce 日本語8

このカッコいいケーブルの横顔が拝めます
Whilce 日本語9

残念ながら日本語訳はされなかったのですが、ジム・リーがUncanny X-menの連載をしていた時に同時進行でX-Factorを連載していました。

アイスマンの日系アメリカ人の恋人であるオパールがヤクザに誘拐されてサイボーグヤクザと戦う凄い話のアートを担当していました。持っていない人は絶対に読んで欲しいです。
Whilce X-factor 64

もう一つ、人気キャラクターであるケーブルのオリジンに関わる重大なエピソードを担当しています。

Whilce X-factor cover

不死のミュータントである魔人アポカリプスにサイクロップスの息子ネイサンが誘拐されてしまいます。チーム一丸となっての決戦のすえ、見事にネイサンを救いだすのですが、なんとテクノ・ウィルスに感染していたのでした。
x-factor-66.jpg

息子を救うため、サイクロップスは大きな決断を迫られます。未来の世界からやってきた女戦士アスカニにネイサンを託し、未来の世界に送ることで延命させる事となりました。
askani_x_factor_66.jpg


Xメン関連で屈指の名エピソードとして知られるこの話ですが、未来に送られたネイサンは運命の救世主として未来世界を戦い抜き、ケーブルと名乗り、すでに現代の世界で活躍しているのでした。

さて、ジム・リーがX-menの創刊で何百万部も販売するという快挙を成し遂げた一方でウィルスはUncanny X-men誌をジムから引き継ぎます。ジムには売上では及びませんでしたが、それでも多くのファンを獲得し、当時は凄い売上を誇っていました。

xmn281.jpg

Uncanny X-men 282号では後の人気キャラクターとなるビショップをデザインしました。未だにコンベンションではビショップのリクエストが多く寄せられます。
Whilce xmn 282

1992年には7人のコミック維新志士とともに業界を震撼させる事をやってのけました。
イメージコミックの設立です。
FB_IMG_1430964076996.jpg


イメージからは自身のクリエーターオウンドシリーズであるWetworksを世に送り出しました。
Whilce Wetworks 1

1996年にはヒーローズリボーンでMarvelに復帰し、アイアンマンを担当。多くの反響を呼びました。このアイアンマンを持ってしてウィルスのベストワークとする声もあるくらいで、アイアンマンのアーマーにリアリティーのある描写がなされたのはウィルスの絵が初めてだった、と評するアーティストもよくいます。
Whilce Ironman cover

途中、病気で絵が描けないというブランクの期間もあったのですが、2006年にはDCでついにBatman Confidentialを担当しました。
Whilce bat

そして現在はSpawnのペンシラーを努めたり、MarvelでX-menにカムバックなどで話題になり、大いに活躍してます。
Whilce Spawn

いかがでしたでしょうか?
もし、ウィルス・ポータシオというアーティストをご存知なくて、これで少しは興味を持っていただけたとしたら幸いです。

最後に再度、お知らせを。
ウィルス・ポータシオ来日に連動してコミッションの受付もしています
かなりリーズナブルな値段設定をウィルスから聞いておりますので、もし興味がある方はぜひともこの機会にご検討ください。ヘッドショットは$120から、バストアップや全身絵になると値段が上がります。

Whilce Hulk

Whilce spawn bats


価格などの詳細等はぜひともyoshimichicomiccarttrade@gmail.comまでお問い合わせください。

それでは今年のフェスタでも何卒よろしくお願いいたします!
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いわゆる激ヤバってヤツ?

yokkunにしては仕事が早いな。それだけやる気があるという事だな。

ウィルスといえば、サンファイアのサムライ風コスチュームの人だし、
『Stormwatch: Team Achilles』とかは日本の『攻殻機動隊』の影響も感じるし、
来日するのはある意味で必然のようにも感じたり。

でも、コミッションってMARVELのキャラも頼めるのかな?
『THE LEGION OF NIGHT』とか憶えてるなら描いてほしいし。

激ヤバGET!

やる気があるかどうか以前に仕事は相当はやいので有名なyokkunです

コミッションはMarvelのキャラでもDCでも描きますです!
ただLegion of Nightは覚えてないと思います。
Man-thingはええと思いますけどね

No title

アーティストの紹介の記事であるのに、ここの「サイクは赤子を直視出来ないでいます。複雑な心境なのでしょうが、やはり男としてカスです。」この文章いりますか? サイクロップスの1ファンとしては、正直に申し上げると不愉快なのですが。

Re: No title

> アーティストの紹介の記事であるのに、ここの「サイクは赤子を直視出来ないでいます。複雑な心境なのでしょうが、やはり男としてカスです。」この文章いりますか? サイクロップスの1ファンとしては、正直に申し上げると不愉快なのですが。

どうもコメントありがとうございます。私もサイクはX-menではウルヴァリンの次に好きなキャラクターです。サイクのキャラクターの魅力とはX-menのリーダーという重要な役目を背負いながら、自分の内面の弱さと苦悩し続ける男の弱さが常に描かれているところだと思っています。特にこの頃の話は、昔の恋人にそっくりな女性と結ばれるも、ジーンが復活すれば揺れる思いを抑えられずにX-Factorに行き、それが結果的にInfernoにたどり着くという自業自得なオペラが展開されました。トホホな話なんですが、これもまたサイクの魅力と私は思っていて、またこれは私以外にも多くのファンはサイクのそこがイイのだと思っていると確信した上で、上記の表記とさせて頂きました。ちなみに私、ウィルス先生本人にコスチューム違いのサイクのスケッチを2枚描いて貰うほどにこのキャラクターが好きです。
プロフィール

Yokkun

Author:Yokkun
どうもこんにちは!

小学生の頃に読んだ小プロX-menがきっかけでアメコミに目覚め、学生時代にアメリカに留学してからは、火に油を注ぐように古いものから新しい物を広く浅く読み漁ってきました。

おもに原書のエピソードや、好きなアーティストの作品の紹介をしようと思います。そして、まだ日本にはあまり馴染みのないコミッションという習慣も取り上げます。 

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