5月6~7日ブレイブ&ボールドvol.2 Rian Gonzalesさんのアートブックの取り置きいたします。

どうもお疲れ様です。
いよいよブレイブ&ボールド開催まで1か月を切りました!
前売りチケット絶賛発売中ですのでまだ購入していない方はぜひともこの機会に!

現在、5/6(土)の開催が残り枚数かなり余裕がありますので、日曜日と比べて比較的過ごしやすいかもしれません。
当日コミッションなど、参加作家のみなさんがどこまで対応できるか当日やってみるまで分からないのですが、
ぜひとも会場に来てみて生描きの様子を体験してみてください!
混み具合によっては、もしかしたらスケッチを描いている様子をじっくり見ることができないかもしれないのですが、
チャンスがあれば間近で見て行ってください。

さて、今回はフィリピンのコミックアーティストRian Gonzales リアン・ゴンザレスさんの
アートブック(2300円)の取り置きのお知らせです。
Rian 01
Rian 02
Rian 03

フルカラーで可愛らしい絵がたくさん載っておりますので、是非ともお手元に!
全員分の対応は難しいかもしれないのですが、できる限りご購入された方にスケッチするとのことでした。

今週金曜日4/21夜9時から4/23(日)の夜9時の3日間取り置きメールの受付をいたします。

・メールにアートブックの購入希望と件名をお願いします
yoshimichicomicarttrade@gmail.com
1.お名前(フリガナを併記お願いします)
2.連絡用の電話番号
3.ご希望のキャラクターのスケッチ(すべての方の対応が難しいかもしれませんが、なるべく優先的に対応します)
4.ご購入を希望される冊数(おひとり様5冊まで。ご購入の冊数にかかわらずスケッチは1つのみとなります。サインは可能)

ご注意いただきたいのですが、ご希望のキャラクターのスケッチのコスチュームの指定などは今回対応できません。(例:ハーレイクインだと昔のコスやNew52か映画版など作者の描きやすいランダムとなります)

メールをいただきましたら、24時間以内にシリアルNo.(番号)と1.お名前を英字で綴ったメールを小生が返信します。当日、ご購入の際に必ず番号を印刷した紙あるいは携帯の画面で見せられるようにしてください。イベント当日、アーティスト側に渡す管理リストとご注文の照合の際に必要となりますので、スムースな受け取りのために、なにとぞご協力をお願いいたします。


以上、何卒宜しくお願い致します。
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コミコンに触発されたのでコンベンションの思い出話でも

ご無沙汰しております

前回の投稿からまた1か月程過ぎましたので、更新します。

ついに今年もサンディエゴコミコン(SDCC)が7月9~12日に行われ、コミックの大ニュースや映画の最新トレーラーが公開されました。日本でも最新情報がネットで流れるたびに大盛り上がりで、テレビでもニュースで取り上げられるなど、お茶の間レベルでも浸透しつつあります。ほんの7年前はこんな大騒ぎではなかったのですが、年々凄い事になってきて本当にびっくりです。

今年は私はSDCCには仕事が忙しくて行けませんでした(泣)。

ツイッターの友人がちらほらツイートするのを聞いてくううう~~羨ましい~~と歯ぎしりした4日間でした。

今まで10回以上各地のコミックコンベンションに行ってきましたが、一番楽しい思い出は去年のサンディエゴだったかなあと思います。ショーンとライアンのアートレップとして”出展者バッジ”をつけて初めて参加しました。去年まで7年もサンディエゴは行ってなかったのですが、本当に変わっていたというのが第一印象。入場列で何時間も待たずに入れるというのだけでポイント高かったのですが、長年ネットでやり取りして初めて面と向かって海外のコレクターとついに出会えたり、コミッククリエーターと久しぶりの再会を祝ったりと楽しい時間を過ごしたコンベンションでした。

中でもハイライトは遂にトッド・マクファーレンと出会えた事です。友人のアメコミアーティストのフィリップ・タン先生の手招きでついに出会えたのです。(注:タン先生は新人時代、トッド・マクファーレンに才能を見出され、昔スポーンのペンシラーを担当していた時期がある)
SDCC.jpg

覚えていないのですが、タン先生からトッドを紹介された時、とにかく舞い上がってしまい、マジ泣きしながら自己紹介していたらしいです。10代の頃からのコミック少年の魂が震えたひと時でした。

一方で友人のアーティスト・・・こちらはジム・リーに才能を見出された方なのですが、小生が代理人をやっていますライアン・ベンジャミンが自分のブースでガシガシ描いていました。

IMG_3566.jpg

出演するコンベンションでライブペイントをするというのが近年の恒例行事、二度と同じ手法で絵を描いていないというのが彼の創造への限りない探究心の現れになっています。

こちらは去年の3月に行われたシアトルのエメラルドシティーコミコンのライブペイント作品

TT Ry

手前味噌ですが今年、日本に海外マンガフェスタ出展のためにライアンが来日します。
勿論今年もライブペイントで凄い作品を見せてくれるハズですので是非ともご参加下さいませ。
http://twipla.jp/events/146387

近日、TabkeTaffy関係で新たに数人ゲストが増える事になるのがほぼ決まりそうです。
日本の多くのアメコミファンが何らかの形でその方々の作品に触れたことがあるはずですので、是非ともお楽しみにしておいて下さい。特に小生は小学生の頃、大好きだったカートゥーンに関わっていた方なので大興奮です。

詳細はまた次回のブログで


ライブペイントやコミッションなど・・・

どうもお久しぶりです。yokkunです。

すみません。またもや大分期間が空いてしまっていた模様でまた広告が出ている、とアメコミ先輩某ロヒキア仙人から指摘を受けたので少し手抜きな記事を書きます。

内容は前回の記事とほとんど一緒なのですが、飽きられるの覚悟でまた宣伝させてください。

11月15日に開かれる海外マンガフェスタの前日にアメコミアーティストを招いてライブペインティングを開催します。
場所は神保町です。TableTaffyのボス二人、ショーンとライアンがまた凄いものを見せてくれるに違いありません。
思えば、ライブペインティングを初めてやったのは彼ら二人の初来日がきっかけでした。それもあってかなり私も気合が入っています。今年のライブペイントは今までで一番濃いものにしたいと思っています。

アメコミライブペイント

ちなみに宣伝はツイプラというツイッターアカウントを持っている向けのツールを使っているのですが、参加を表明するのにツイッターをやっている必要はありません。私のメールアドレスyoshimichicomicarttrade@gmail.comに参加希望の表明を送って頂ければこちらでお名前をリストアップ致します。

アメコミ映画は好きだけど、アメコミ自体はあんまりよまないな~、という方(そもそもそんな方がこのブログを読んでいないかもしれないですが)、或いはアメコミ原書は読まないので誰が来るのか分からない~、という方にこそ来て頂きたく思います。少しでもアメコミのキャラクターやコンテンツに興味のある方なら絶対面白いイベントになる自信があります。そんなにアメコミに詳しくなくても億劫になる必要は本当にありませんのでご安心ください。

ライブペインティング当日はアメコミに詳しいマニアは確かに多く来ると思いますが、是非とも初心者の方々にも、現役トップクラスのアーティストの描くキャンバスの、現場の生の雰囲気というものに触れてもらいたいのです。絶対に虜にしてみせます

また、現役アメコミアーティスト以外にもいくつかのサプライズゲストを用意します!

ライブペイント以外の催し物として、若手DJによるミュージックパフォーマンス、そして小生がやく2年半振りにリードボーカルをとるアコースティックユニット、よっかんぐらのミニアコースティックライブを行います!

恐縮ながら入場料3000円を頂戴いたしますが、開催時間6時間半で飲み物食べ物の持ち込み自由、出入り自由という趣旨でやらせていただきますので自由なパーティー空間という感じで楽しんでいただければと思います。

何卒、よろしくお願い致します。


PS
コミッション受付中です!
価格等の詳細はNobbonさんのブログ、アメコミ放浪記に情報がアップされています!
お問い合わせはyoshimichicomiccarttrade@gmail.comまで!


ライアン・ベンジャミン
ショーン・ギャロウェイ
ウィルス・ポータシオ
ピーター・グウェン
アリオ・アニンディト(募集枠残り僅か)


以下のアーティストは締め切りました
ノエル・ロドリゲス
ラーマット・ハンドコ


11月15日海外マンガフェスタ Whilce Portacio ウィルス・ポータシオ来日します!

どうもご無沙汰しておりますyokkunです!
またもや随分久しぶりのブログの更新になってしまいました。

先日、旧友のアメコミ先輩方から「最近更新してないぞ」ときついお叱りを受けましたのでようやく書く事にしました。

さて、今年も海外マンガフェスタの日程が発表され、11月15日が今年の決戦の日となりました。
すでにNobbonさんのブログ「アメコミ放浪記」で発表してもらったのですが今年はTableTaffyのドンが来日予定です!

Sean Galloway そして Ryan Benjamin の二人が二年ぶりに日本の舞台に帰ってきます!

2013年の海外マンガフェスタで圧倒的存在感とスケッチを次々にファンに描きあげる姿で長年のアメコミファンから感動の嵐を引き起こしました。世界中に散らばるアメコミアーティストでも特に実力派で知られ、同業者のプロアーティストにもファンが多い二人です。去年のシアトルのエメラルドシティーコミコンではイタリアの某アーティストからライアン・ベンジャミンのスケッチブックをわざわざイタリアから購入するほどファンだ、と聞いたときには仰天しました。

今年もまず間違いなく日本で素晴らしいものを見せてくれるのは間違いないですが、今年はライアンの新弟子、Noel Rodriguezも日本に初参上します。ライアンの新プロジェクト、ブラザーズボンドでアーティストに抜擢された新人です。彼の日本での初のショーケースもどうなるのかすごく楽しみにしています。

なお、ライアン、ショーンともにコミッションを受け付けていますのでこの機会にぜひとも検討してみてはいかがでしょうか?
有料となりますが現役プロアーティストに絵を描いてもらえるまたと無い機会です!
(現在はNoel Rodriguezのコミッションの受付は中止しています

そして今年もインドネシアから現役コミックプロを呼びます!
去年来てくれたGarrie GastonnyとSami Basriと同じStellar Lab所属の若手Rahmat Handoko先生、そしてMarvelにてWolverinesを担当して今、波に乗っている感のあるArio Anindito先生の二人が今年はやってきます。
彼らも来日に合わせてコミッションを受け付けています。詳細はNobbonさんのブログ、「アメコミ放浪記」をご覧下さい

そして、アメリカからもう一人、大物アーティストが参戦決定しました。

イメージ・コミック創設者としても有名なウィルス・ポータシオ氏です。
whilce_portacio.jpg


実は2年ほど前から海外マンガフェスタの話はライアンやPeter Nguyen(第1回、第2回のフェスタで来日)を通してウィルスが話を聞いており、「日本のアートに多大な影響を受けたので、いつかコンベンションのようなイベントがあるのなら行ってみたい。」という思いを本人から聞いていました。去年はスケジュールが合わなかったのですが、今年は都合が付いた模様でウィルス本人からメールを四月に貰った時は嬉しさのあまり舞い上がってしまいまいた。

私は初めてアメコミに触れたのが小プロの日本語版エックスメンからだったのですがあの頃にアートを担当していたアーティストを日本に呼ぶという事が未だに信じられません。10代の自分の心を熱く感動させたあのアートを描いた作家が日本に来る!ファン冥利に尽きるとはまさにこのこと。

Living Legendウィルス・ポータシオもコミッションを受け付けています。詳細は小生のメールyoshimichicomiccarttrade@gmail.comまでお願い致します。

ウィルス・ポータシオ来日は小生のツイッターでお知らせしたのですが、少し気になることがありました。90年代からの古参ファンは大いに盛り上がるのに対し、ここ数年でアメコミに入ってきた方々とは随分温度差があるようでした。思えば、ウィルスの代表作であるUncanny X-menも未邦訳(Jim Leeが描いたX-men誌と同時期連載でした)であるしImageからでたWetworksも残念ながら邦訳には至りませんでした。そのこともあって、生きるレジェンドコミックアーティストでありながら、新しいファンには今ひとつウィルスの偉大さが伝わっていないかもしれない、と思いました。

ということで、今回は個人的なウィルス・ポータシオの傑作作品を振り返ってみようかと思います。

ウィルスのキャリア最初期はインカーとしてMarvelで数々のタイトルとインクしていました。
1986年Uncanny-X-men 201号、204号にてインカーを努めました。
201号はRick Leonardiと組み、サイクロップスとストームがリーダーの座を掛けてデンジャールームで戦う屈指の名エピソードを担当しました。(余談ですが、傷心のサイクはその後マデリーンと慰安の旅に出かけ、それが結果的にX-Factor結成へとつながります。)
Whilce uxm 201
この号の最初のページなのですが、マデリーンとの間に生まれたネイサンの誕生にメンバーが勢ぞろいで喜びの表情で見つめているにも関わらず、サイクは赤子を直視出来ないでいます。様々な思惑が彼の脳裏で浮かび、複雑な心境なのでしょうが、やはり男としてカスです。
uncanny-x-men-201-first-page.jpg

204号はJune Brigman(Poerpackで有名なレジェンドクラスのアーティスト)と組んだ名エピソードです。ナイトクローラーがマーダーワールドで活躍する冒険活劇でナイトクローラーファンの間では名エピソードとして知られています。
Whilce xmn 204

1988年にはいよいよThe Punisher 8号でペンシラーとして抜擢されます。10冊担当しました。インカーは後にジム・リーの専属となるスコット・ウィリアムス。この当時はまだニール・アダムス、フランク・ミラー、マーク・シルベストリのような、その時人気のあったアーティストの影響が色濃く出ている画風でしたが、すでにウィルスの画力は他のアーティストと比べて突出しており、大きな注目を浴びます。

また、この頃からカタカナで「ウィルス」としてサインするようになりました(現在は止めています)
Whilce Punisher 9

最高峰のスキルを持つインカーであるスコット・ウィリアムスと組むことにより、鉛筆による詳細な描き込みを原稿に残すことに成功しました。この頃から写実的な筋肉の描写を大体的にフィーチャーし、こういうスタイルはジム・リーやロブ・ライフェルドの成功によって90年代に入ってからファンの間で爆発的に人気が出ます。
Whilce PUnisher 10

90年代に入ってからは遂に長年の盟友となるジム・リーとHomageスタジオを結成(後のワイルドストームスタジオ)、快進撃が始まります。

ジム・リーとともにアートに取り組んだUncanny X-men267号ではGambitと子供の姿に強制的に退行させられたストームがヴィランと戦うエピソードを担当。大きな反響を呼びます。こちらは小プロエックスメン日本語版5巻に掲載されています。私が初めてみたウィルスのアートがまさしくこれ。
Whilce xmn 267

日本語版第5巻。好きな話は実は後半のレディーマンダリンの話なんですが、めちゃくちゃガンビットがかっこいい話はジム・リーとウィルスの共作でした。
Whilce 日本語

この見開きのカッコよさは尋常ではないですね!このページはウィルスのクセがよく出ているので彼が描いたのが明白にわかります。
Whilce 日本語2

そしてエックスメン第8巻(表紙はジム・リー)
Whilce 日本語8

このカッコいいケーブルの横顔が拝めます
Whilce 日本語9

残念ながら日本語訳はされなかったのですが、ジム・リーがUncanny X-menの連載をしていた時に同時進行でX-Factorを連載していました。

アイスマンの日系アメリカ人の恋人であるオパールがヤクザに誘拐されてサイボーグヤクザと戦う凄い話のアートを担当していました。持っていない人は絶対に読んで欲しいです。
Whilce X-factor 64

もう一つ、人気キャラクターであるケーブルのオリジンに関わる重大なエピソードを担当しています。

Whilce X-factor cover

不死のミュータントである魔人アポカリプスにサイクロップスの息子ネイサンが誘拐されてしまいます。チーム一丸となっての決戦のすえ、見事にネイサンを救いだすのですが、なんとテクノ・ウィルスに感染していたのでした。
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息子を救うため、サイクロップスは大きな決断を迫られます。未来の世界からやってきた女戦士アスカニにネイサンを託し、未来の世界に送ることで延命させる事となりました。
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Xメン関連で屈指の名エピソードとして知られるこの話ですが、未来に送られたネイサンは運命の救世主として未来世界を戦い抜き、ケーブルと名乗り、すでに現代の世界で活躍しているのでした。

さて、ジム・リーがX-menの創刊で何百万部も販売するという快挙を成し遂げた一方でウィルスはUncanny X-men誌をジムから引き継ぎます。ジムには売上では及びませんでしたが、それでも多くのファンを獲得し、当時は凄い売上を誇っていました。

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Uncanny X-men 282号では後の人気キャラクターとなるビショップをデザインしました。未だにコンベンションではビショップのリクエストが多く寄せられます。
Whilce xmn 282

1992年には7人のコミック維新志士とともに業界を震撼させる事をやってのけました。
イメージコミックの設立です。
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イメージからは自身のクリエーターオウンドシリーズであるWetworksを世に送り出しました。
Whilce Wetworks 1

1996年にはヒーローズリボーンでMarvelに復帰し、アイアンマンを担当。多くの反響を呼びました。このアイアンマンを持ってしてウィルスのベストワークとする声もあるくらいで、アイアンマンのアーマーにリアリティーのある描写がなされたのはウィルスの絵が初めてだった、と評するアーティストもよくいます。
Whilce Ironman cover

途中、病気で絵が描けないというブランクの期間もあったのですが、2006年にはDCでついにBatman Confidentialを担当しました。
Whilce bat

そして現在はSpawnのペンシラーを努めたり、MarvelでX-menにカムバックなどで話題になり、大いに活躍してます。
Whilce Spawn

いかがでしたでしょうか?
もし、ウィルス・ポータシオというアーティストをご存知なくて、これで少しは興味を持っていただけたとしたら幸いです。

最後に再度、お知らせを。
ウィルス・ポータシオ来日に連動してコミッションの受付もしています
かなりリーズナブルな値段設定をウィルスから聞いておりますので、もし興味がある方はぜひともこの機会にご検討ください。ヘッドショットは$120から、バストアップや全身絵になると値段が上がります。

Whilce Hulk

Whilce spawn bats


価格などの詳細等はぜひともyoshimichicomiccarttrade@gmail.comまでお問い合わせください。

それでは今年のフェスタでも何卒よろしくお願いいたします!

海外マンガフェスタの雑記

またもや随分久しぶりの更新となってしまいました。本当に筆不精で申し訳ありません。

さて、先月の11月23日は年に一回のお祭りともいえる海外マンガフェスタがありました。
初年度から参加させて頂いてますが、年を重ねるごとに規模が大きくなってきており、今年はアメコミ界の重鎮、Jim Leeが来日というビッグニュースもあり、過去2回を大きく上回る多くのファンが会場に訪れました。私も結構来るだろうな、とは考えていたのですが、想像を大きく超える盛況ぶりでした。勿論Jim Lee以外にも大物ゲストばかりだったのですが、フェスタ前日や後日にもイベントを3日間にかけて行ったJim Leeが大きく注目を集めたと思います。やはり、ジム・リー効果は凄かったですね!

私もTableTaffy Japanとしてテーブルを取り、今度Gumshoes 4 Hireでアーティストを務めるSENさんと一緒に出展しました。今年は残念ながらTableTaffy主催の二人は来れなかったのですが、大勢の方々にテーブルを訪れて頂き、大変嬉しく思いました。普段からツイッターで仲良くさせて頂いている方々と久しぶりにお会いできたり、たまにしかお会いできないアメコミ関係者の方々と御挨拶させていただいたりと、楽しくも貴重な時間を過ごす事が出来ました。いつも応援していただいているアメコミおっさん会の皆さん、知らないアーティストでも興味を持ってテーブルに来て下さる皆さん、本当にありがとうございました。そして、少ない人数でこんな楽しいフェスタを運営してくださっている運営陣の方々にこの場を借りて御礼申し上げます。

さて、海外マンガフェスタでは私が自分の好きなアメコミアーティストを招聘して自分が最も楽しむという俺得遊びをやっているのですが、今年はインドネシアからSami Basri(サミ・バスリ)、Garrie Gastonny(ギャリー・ガストニー),そして中国上海から大ベテランアーティスト、Billy Tan(ビリー・タン)を招きました。日本でも作品が邦訳出版されているビリー以外の二人は日本ではほぼ無名ではありましたが、フェスタ前日のライブペイントとフェスタ当日でも非常に多くの方々がテーブルを訪れて頂きました。本当に呼んだ甲斐がありました。ありがとうございました。今回はビリーとインドネシア組の来日エピソードでもお話します。

11月21日(金曜)
住まいの新潟から深夜バスで上京。朝5時前に到着。眠い中、成田へ向かう。インドネシア組の到着は10時頃。鈍行でたっぷり時間かけて成田に到着。

インドネシアからギャリーとサミ、そしてツアーマネジャーのルールー氏とブライアン氏の4人が到着。久しぶりの再会を喜び合う。ジャカルタからは深夜便で日本に来たが、ほとんど眠れなかったという事でかなりお疲れの模様。空港で携帯電話をレンタルして先にホテルのある池袋に向かってもらう事に。

一方、ビリーは昼に羽田空港に到着と言うスケジュールだったので、成田から羽田行のバスに乗る。羽田に到着して時間を小一時間ほど潰す。すると大きなトランクを引きずってゲートから達人が到着。今年のサンディエゴ以来の再会。普段からスカイプで電話しているもののやはり実際に会うとなるとテンションが上がる。

ホテルのある池袋に移動。(インドネシア組とは違うホテル)ビリーの荷物を解くと中には沢山のスケッチブックとプリントが出てくる。アベンジャーズやバットマン、そして大人気のX-23のプリントが山のように出てきた。そして原画もいいものを持ってきた。本人曰く「部屋に有った山から適当に引き抜いてきた」との事だったが、DareveilのShadow Landの原画とAvengers VS X-menの原画でこれは日本のファンがいかにも喜びそうなナイスチョイスだった。始まる前からこれは注目されるな、と思ったものでした。

夜はインドネシア組と合流してディナーのはずが、あまりに疲れているので眠りたい、とのことで明日に会う約束をする。丁度海外マンガフェスタに合わせて来日してきたシンガポールのアルウィンと奥さんのレイチェル、友人のキアットと待ち合わせてサイゼリアへ。このシンガポールのアルウィン氏、シンガポールコミコンで海外のアーティストを呼んできて出演させたり、同国の有名アーティスト、スタンリー・ラウのアート・レップをしている人。いわば自分と同じような事をシンガポールでやっている人で、彼とはネットで何年かやり取りを続けており、今年のサンディエゴでようやく対面となった。今年の8月に仕事でシンガポールに行った時にもディナーに行き、現地のコレクター仲間を紹介してもらった。その時に今回のマンガフェスタの話をしたのだが、興味が沸いたみたいで日本旅行をこの時期に合わせて来日した。

一行で池袋サイゼリアへ。ワインやスパゲッティーの本格イタリアンに舌鼓を打つ。ちなみにビリー、肉と魚を一切食べない本格ベジタリアンで来日中はとにかく食べ物を探すので苦労したのだが、サラダやピザはOKだったのでサイゼリアの食事は楽しんでもらえたようだ。そしてお待ちかねのお絵描きタイム。赤ワインを私が浴びるように飲む中、次々に色紙にスケッチを描いていく。いつ見ても本当に凄い。消しゴムを一切使わずに最短距離で絵に辿り着いていく。やっぱりこの人は凄いなあ、と改めて思い知らされる。ブルズアイのスケッチをツイッターに上げたら中々の好反応。楽しいディナーが終わり解散。そしてライブペイントの土曜日へ。

11月22日(土曜日)
インドネシア組とシンガポール組と池袋駅にて合流。ビリーとインドネシア組はこれが初対面。昔からMarvel等で活躍してきた大先輩アーティストを前にあきらかに緊張の面持ちのインドネシアの若手達だった。

ライブペイントの始まる夜7時までにやる事がいくつかあったので、それらを片づけに向かう。まずは新宿の世界堂でイーゼルと紙を購入。店に入る前にあらかじめ「時間内から30分で出るよ」と言っていたのだが、案の定、宝物を探す瞳で予定の時間を過ぎても店をうろつくアーティスト勢。どうやらインドネシアでは上質な紙が手に入りにくいらしく、本当に宝の山だったそう。ちなみにビリーは水性絵の具を購入。時間が無いからしばらく水彩画をやってないそうだが、久しぶりにやりたいとのことだった。

そのまま一行を電車に載せて秋葉原へ。今回の来日でコミッションを募集する際にチラシを置かせてもらったBlisterさんへ向かう。丁度その頃にジム・リーの某イベントがあったので丁度入れ違いになってしまったが、昨日描いた色紙を渡しに行く。Blisterさんでまたもやビリー、ぬいぐるみやトイに反応していた。曰く子供に何かプレゼントで持って帰りたい、との事だった。まだ、イベントまで時間があったので秋葉原をうろうろ。ギャリーがスターウォーズのトイが欲しいとの事だったので色々な所で探すもののあまり良い物は見つからず。美少女フィギュアは結構あるもののUSトイは中野に行かないと無いか?

夜は池袋に帰っていよいよライブペント。始まる前に緊張気味のギャリー。そんなに人前は緊張するのかと聞いてみたところ「いや、ビリー・タンの前で描くのが緊張する。」という事だった。

ビリーのベテランアーティストの余裕の風格というのは凄い物があり、ギャリーに「そんなこと言われたらこっちが照れるじゃないか!」と冗談を言ったり、サミが描いてきたX-23の絵を見つけるなり「いい絵じゃないか!それ、このイベントが終わっても誰も買わなかったら俺に売ってよ!」と声をかけていた。後輩のアーティストにこうゆう励ましの言葉をかけ、アドバイスする姿は第一回マンガフェスタでJim Cheungがピーターとアグネスに色々とアドバイスしている姿と重なって見えた。

お客さんが入りきったところで、軽く開会のスピーチ。おかげさまで今回も大入りでした。ありがとうございます。普段からツイッターで仲良くさせて頂いている方に久しぶりに会う。北は岩手から、そして大阪や高知、九州と遠方から御足労頂きました。ホント、自分の勝手な趣味でやってるようなイベントにわざわざ来て頂いてありがとうございます!

イベントはギャリーが期待以上の素晴らしい絵を描いてくれて大盛況。ビリーは当初スケッチブックを購入してくれた方々に+1000円でサインペンでスケッチしていたのだが余りに殺到したので、早々に絵のリクエストはコミッションにて対応する、というスタンスに切り替えた。今だから言えるが、スケッチをフェスタ当日にやっていたら長蛇の列で混乱を極めていただろうと思う。当初はスケッチとコミッションの両方の線でオファーする予定だったが、仕方なくこうゆう予定変更をする事に。できるだけ大勢の方にスケッチを提供したい思いは根強いのだが、アウトプットが一つしかないので需要が高すぎるとすべての対応はかなり難しい。これは次会以降も考えていかねばならない事項と思う。

その一方、インドネシア組も大活躍だった。ギャリーがライブペインティングしている間は、サミはとにかくコミッションを多く受けていた。それに加え、描いてきたコピックのカラーイラストが土曜日だけで全部売り切れた。ツイッターにも上げて多くの反応を頂いたX-menのガールズの集合絵も高額ながら開始直後に見事に売れた。あまりに良い反応だったので正直びっくりした。絵を描き終わったギャリーもスケッチをいくつか描いて好調なスタートだった。

一仕事終えて、ロッテリアにてバーガーを買う。ビリーは随分イベントの雰囲気が気に入った模様であれをもっと続けていくべきと素晴らしい言葉をいただいた。

11月23日(日曜日)
予想以上の大入り。始めは随分余裕の気持ちで挑んでいたが開始10分もせずにすぐに列が。去年を大きく上回る大入りに驚嘆。ギャリーはスケッチブック購入でスケッチするという事を何度かツイッターで宣伝していたが、想定以上に噂が広まっていた模様で多くのお客さんが早い時間からギャリーのテーブルに訪れてもらい、スケッチブックを購入して頂いた。持ってきたプリントも順調に売れていた模様で、本当に安堵した。あとでギャリーから聞いたが、何人かのファンが彼が担当したLady Deathを持ってきてサインを頼まれたといっていた。中には世界で90冊限定のカバーを持ってきてくれた方もいたとか。ギャリーも「実物を見たのは初めてだった。日本であのカバーを見るとは夢にも思わなかった。」と言っており感動した模様。

実を言うと今回のギャリーの来日コミッションは結構不安な状況だった。日本での知名度というのもあるだろうが、過去2回で一番コミッションが集まらなかった。初回のマンガフェスタでコミッショという制度がまったく知られていなかった時のピーターですら、割とすぐに集まったので、今回は不安を随分募らせた。それがフェスタ当日でギャリーのテーブルが大盛況だったのは気分的に逆転ホームランだった。バットマンキャラのプリントがだいぶ売れた模様で、スケッチのリクエストはロビンが多かったとか。メモ。

サミも前日に引き続きコミッションを多く受けてた。いくつか画像がツイッターで上がっていたがどれも可愛い絵ばかりで恐れ入った。コミッションして頂いた方々は本当に気に入って頂いた様で本当に良かった。もうコミッションはこれ以上受けられない、というくらい注文がきた模様で万々歳。今回はサミに結構な数の事前コミッションと当日コミッションの依頼がきたので来年以降はもしかしたらコミッション枠争奪戦になるかもしれない。手前味噌ではあるが、サミ(そして勿論ギャリーも)今回の来日でいい感じに名前と実力が広まったのではないかと思っている。

ビリーも随分忙しい状況だった。コミッションの依頼がかなり来た。リクエストの内容はMarvelのx-menからDCのキャラまで幅広い。知名度が他の二人に比べて高い分、ビリー目当てで来てくれた方も多くいた。中でもトップカウ時代のサイバーフォースやダークネス、Spirit of TAOを持ってきた方がいて、ビリーも快くサインしていたのだが、大変嬉しそうにした。あれは傍で見ていて本当に感動した。自分も高校に入るちょっと前くらいにビリーの絵を見て彼を知ったのだが、十数年の月日を過ぎて初来日し、こうして日本の古くからのファンの持ってきたコミックをサインしているのを見て、「ああ、ビリーを呼んで良かった。コミック好きになって良かった。」と思った。

あと聞いた話では、フィリップ・タン画伯のテーブルも大盛況だったとか。第一回のマンガフェスタから一般参加を貫き通してていた画伯がついに今回はテーブル取って参戦というニュースはかなり注目を集めていた模様で、初の同人誌も完売したとか。おめでとうございます!思えば彼に出会ったLAのカフェ。彼も自分もまだ20代。もうそろそろ10年近いのか・・・時が過ぎ去るのは早いが日本でこうして彼の作品が受け入れられるのを目のあたりにして嬉しい限り。

11月24日(月曜日)土曜日に行ったときは30分だけだったので、もう一度新宿世界堂でじっくりと宝探し。2時間近く見て回るアーティスト達。筆やら紙やらものすごい数のアート道具をお買い上げ。

その足で紀伊国屋へ。日本でしか買えない画集を色々と探し回る皆。サミはロッキンジェリービーン先生の大ファンだそうで、画集が大きすぎるので持って帰りづらいと嘆いていた。アメコミコーナーでは「このアーティストの絵いいなあ」とかプロ同士が他のプロの絵を見て意見を交換する様子が印象に残った。ギャリーはMilo Manaraのコミックを買っていった。やっぱりいいものはイイ!ビリーはアダム・ヒューズの画集を購入(アマゾンでも買えるんじゃ・・・)そしてなんと北斎の漫画集を購入激シブ!ビリー曰く「この画家は知らないんだけど、凄い筆だ。この頃は鉛筆とかなく一発描きだったんだろ?驚異的なアーティストだ」とクールジャパンに敬服していた。

夜は中野へ移動してジム・リーの講演会&ライブペイントへ。勿論インドネシア組も大のジムリーファンで今回が初めての生ジム。一方のビリーはマーク・シルベストリにHomageで師事していた頃からの知り合い。もっともその頃の彼はまだまだ駆け出しでジムと話す機会はそうそうなかったとか。

ジム・リーの仕事の話をインタビューしていく過程で、パニッシャーの表紙が出てきたらギャラーがおもわず「うん。俺はこの表紙でジム・リーを初めてしったんだ」と感慨深けにつぶやいた。

4mmのシャーペン芯の話が出たらビリーが「うん。帰ったら俺も買わねば」と冗談なのか本気なのか解らないコメント。

ジムの描くのが難しいのは動物、手は描くのは簡単という話。三人とも同意見。ギャリーは「馬描くのが本当に難しい」手を五角形をイメージして描く、というアプローチはインドネシアの二人は「考えた事もなかった」。ビリーは「イメージしたそのものを描いてるのであんまり考えない。」実際、ビリーが絵を描いてるのを見ていたら確かに殆ど一発の線で手を描いていた。

ライブドローイング中は食い入るように見つめていたインドネシアの二人。できあがったのは素晴らしいバットマン。帰る際にビリーのいきな計らいで、ジムに紹介してもらう。自分は何度かコンベンションで会った事はあるが、インドネシア組は初めてという事で感動していた。池袋に帰る途中もジム・リーの話で持ちきりだった。

11月25日
浅草へ。ソバ屋でビリーとギャリーとサミのスケッチの交換会。プロになってもどこの国でもこれってやるんだなあとつくづく実感。余談だがフィリップ・タン画伯は絵の交換が好きらしく、ロブ・ライフェルドにペンシル画をいつか描いてもらって自分でインクしたいと前々から語ってくれる。また、ライアン・ベンジャミンはフィリップのペンシル画を見ていつかインクさせて欲しい、とラブコールを送っていたり。浅草にて色々と家族へお土産を購入。

ディナーはフィリップ画伯とシンガポール組と合流して新宿のスィートパラダイスへ。食らう。今回はあまりフィリップ画伯と奥さんと出かける機会がなかったが、ようやく落ち着いて話をする。最近は二人でジャンプ連載のワールドトリガーに夢中。シンガポールのアルウィンとは来年のシンガポールコミコンの話をする。来年は上海でもコミコンが開かれるらしく、これはライアンとショーンそしてSENさんを連れて参戦するしかないと思った。日本からも行きたい人がいれば連れて行くといい、とアルウィンも言っているので来年は遠征が多くなりそうな予感が。そしてインドネシアのコミコンも行きたい。

11月25日旅の最終日。別れは名残惜しいが皆を別れを告げて、ビリーと羽田に向かう。上海行きの飛行機を見送って新潟へ帰る。今年は本当に疲れた。だが来年もまた楽しみなのだった。

次回にむけて思う事とアーティストからのインプット
・ライブペイントのイベント時間がもう少し長ければいいかもしれない(場所変えを検討)
・スケッチは依頼が殺到するので何か対策を考える(例:先着20名に限定する等)
・当日コミッションを御希望の方はフェスタ前日のライブペイントイベントでの依頼をお勧め
来年はライアンとショーンをもう一度来日させる
プロフィール

Yokkun

Author:Yokkun
どうもこんにちは!

小学生の頃に読んだ小プロX-menがきっかけでアメコミに目覚め、学生時代にアメリカに留学してからは、火に油を注ぐように古いものから新しい物を広く浅く読み漁ってきました。

おもに原書のエピソードや、好きなアーティストの作品の紹介をしようと思います。そして、まだ日本にはあまり馴染みのないコミッションという習慣も取り上げます。 

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